未来のために、今みつけたい
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広告の「カタチ」は今、刻々と変わりつづけています。自分が過去、手掛けてきたインタラクティブ広告も、後々、大きな賞をいただいたようなものは、だいたいロンチ時には「ソレって広告なの?」とか「アレって広告だったの?」とか、率直な反応をいただくものが多かったです。「ミクシィ年賀状」しかり、「泣きやみ動画」しかり。昨年、この部門で金賞をいただいた「インハイ.TV」も1ブランドのためにインターハイの全試合の生中継チャンネルをつくるという、広告とサービス事業の間のような存在でした。メディア環境の進化によるユーザーの生活の激変という、荒々しい「時代の潮流」の中で、広告が生き残ろうとしている姿。それがまさに今、我々が目撃している最新の「インタラクティブ広告」の姿なのだと思います。
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TV番組を見ている時にたまたま目にして魅了されるCMと違って、そもそもユーザー自身に自分から見に来てもらえなければ何もはじまらないWEBインタラクティブの広告。この「シンプルな原理」こそが本質であり、すべてを決定しています。だからこそ、何かしら興味を惹くとか、情報価値があるとか、コンテンツとして素晴らしいとか、ユーザーのお役に立って「使ってもらえる」とか、そういうコトが必要不可欠なのだと思います。だからこそ、インタラクティブ広告は工夫のしがいがあって面白いし、年々刻々と進化しているのだと思います。それがさらに昨今のIoT化の流れで、すべてのモノがネットに接続するようになり、ブラウザーやスマートフォンのスクリーンからもあふれだして、リアルな世界全体がデジタル・インタラクティブ広告の土俵になりつつあるのが、今現在の状況です。もはやデジタルのバックヤードを使わないコミュニケーションはどこにもないと言っても過言ではないでしょう。その時、世界最高速の常時接続網を持つ日本の事例をつぶさに観察し評価することは、大いに価値のあることだと思っています。
とはいえ、いい仕事をしている人や、先進事例を誰よりも先に手掛けている人は、例外なくみんな忙しい。しかも前例のない事例であればあるほど、それを体験していない人にもわかるように説明するのは本当に難しいし手間がかかります。時間がないとか、眠いとか、面倒くさいとか、応募しようとする時に心が折れそうになるのは、よくわかります。自分もそうでした。もう諦めようかな、、いまここで応募を諦めれば3時間眠れる、、でも、そこで応募したから、今の自分があるんです。これは自分だけではないと思います。賞を獲っている人はみんなそうだと思います。キツい仕事こそ「応募しておいて良かった」と思える日が、あとできっと来ます。「なぜ誰も認めてくれないんだ!」そう思いながら頑張っている若い人こそ、ぜひ応募して欲しいです。今年からWEB上の説明ページなしで説明PDFの添付だけでも応募できるようになりました。審査員団は、なるべく出会いたい、発見したいと思っています。今年からサブカテゴリーごとの贈賞もあります。素晴らしいものを発見させてくれて、ありがとう!そういう気持ちで、トロフィーをさしあげたいと思います。それは、きっと、今がんばって歯を食いしばっている人の「未来の励み」になると信じています。
ぜひぜひ、ご応募ください!
審査委員長

博報堂
須田 和博
審査委員敬称略、五十音順
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SIX
大八木 翼
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筑波大学
落合 陽一
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日本放送協会
倉又 俊夫
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Rhizomatiks
齋藤 精一
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dot by dot
Saqoosha
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ローソン
白井 明子
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思考家
白土 謙二
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電通
菅野 薫
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PROJECTOR
田中 耕一郎
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宣伝会議
刀田 聡子
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Bascule
朴 正義
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ドワンゴ
横澤 大輔
カテゴリー審査について
今年より、各カテゴリー別に秀でた作品を評価する賞を設定しました。該当するカテゴリーをエントリー時に選択すると、サブカテゴリー内で審査を行い賞を選出致します。
●オウンドメディア
●オンラインアド
●Webキャンペーン
●オンラインビデオ
●モバイル
●デジタル・ツール+ウェアラブル・デバイス
●アウトドア・メディア+デジタル・サイネージ
●リアルイベント×インタラクティブ
●マスメディア×インタラクティブ
●ソーシャルメディア
●ブランデッド・コンテンツ
●キャンペーン・インテグレーション
●ニューテクノロジー(IoT、AR、VR、AI、ビッグデータなどを含む)
●広告的発明
参加作品は、2015年7月1日~2016年6月30日の間に掲載されたインターネット広告・モバイル広告、同期間にロンチもしくはリニューアルした企業・団体によるウェブサイト・モバイルサイト、同期間に公開されたウェブ・モバイル・アプリケーション、同期間に実施されたリアルイベントなど、すべてのインタラクティブ広告・広告的取り組みを対象とします。
●広告主がいる、もしくは広告目的で企画・制作されたインターネット、モバイル、アプリ、デバイス、プログラムなどを使った作品
●従来の広告手法・広告領域ではないが、イノベーティブで、マーケティング効果の高い実施事例。
●インターネット、モバイル、アプリなどを使った、イノベーティブな自社の取り組み。
●フィルム部門、ラジオCM部門、マーケティング・エフェクティブネス部門との重複応募は可能です。
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総務大臣賞/ACCグランプリ
ACCゴールド
ACCシルバー
ACCブロンズ
クラフト賞
特別賞
各サブカテゴリー賞
※(一定水準に満たない場合は、該当なしとする場合があります。)