大好評!追加上映会決定。
2001カンヌ国際広告祭入賞作品研究発表会
今年は大阪、鹿児島、横浜、名古屋でも!

お蔭様で大盛況のうち終了致しました東京地区の「2001カンヌ国際広告祭入賞作品研究発表会〜よく分かるカンヌ報告」、皆様のご来場ありがとうございました。

「あっという間の2時間半だった」
「全作品に字幕が付いていて、リアルタイムに笑えた!」
「藤井さんの解説の内容が濃くて、とても面白かった」
「この感激を忘れないようにしていきたい」
「審査裏話、審査の基準、審査会の雰囲気の解説が楽しかった」

などなどご意見をいただきました。御礼申し上げます。

さて今年度ACCでは、
このカンヌの興奮を地域に広げて上映会を下記の通り実施致します。
当日解説は、本年度カンヌ国際広告祭フイルム部門日本代表審査員藤井 実氏に務めていただきます。

毎年日本からカンヌに大勢が出かけ、そして帰ってくる。
世界はすごい!と感心する人がいる。
世界なんて大したことないね、と片づける人もいる。
どちらの言い分も正しいようだけれど、
どちらも結局カンヌについて、分かるところだけ分かって、それで
全部を分かったつもりになっていやしないか、そんな心配がある。
近頃のカンヌは、正直いうとかなり難しい。
普通に見ていては日本の僕らにはなかなか分からないことがある。
腑に落ちない部分が、いっぱいあるはずだ。
この広告のどこがそんなに楽しいのか?
なぜこれが金であれは違うのか?
なぜ日本の作品は理解されないのか?
その「分からないこと」をほったらかしにするのはもったいない、と考えた。
その気になって見ればかなりいろんなことが分かってくる。
そこに案外大事なことが隠れている。
日本とおんなじだったり、違ったり、
へぇ、なーるほどぉ、頭いいなあ、と感心したり。
分かるにつれて、だんだん楽しくなってくる。
カンヌの広告について、分からない部分を減らしたいと思った。
極東の同業者として、少しは専門家らしく理解していて損はない。
そうすると何が同じでどこが違うのかがうっすらと見えてくる。
アイデア、という言葉についても感じることがある。
「やっぱりアイデアが勝負だ!」と海外賞作品を見るたびに人は言う。
だけどわれわれが考える「アイデア」という単語と
彼らの考える「アイデア」という単語の間にも
微妙だが確かに違いがある。そういうことも感じてほしい。
相互理解とはいうけれど、広告の世界で現実的に言えば、
あちらに理解されることを期待するよりも
こちらから努力して知るようにするしかないのだ。
だってエスニックなのはどう見積もっても「日本」のほうなのだから。

株式会社博報堂 第3制作局エグゼクティブMDディレクター藤井実氏
(第48回カンヌ国際広告祭日本代表審査員)

開催地 開催日時 会場 問い合わせ先
大阪 2001年12月3日(月)
13:30開演
電通関西支社 
12階大ホール
大阪広告協会 
06−6441−6180
鹿児島 2001年12月4日(火)
13:30開演
鹿児島市民文化ホール 鹿児島CM合同研究会(シイツウ)
099−225−2711
横浜 2002年1月19日(土)
13:00開演
横浜情報文化センター 
情文ホール
放送ライブラリー 
045−222−2828
名古屋 2002年2月27日(水)
時間未定
テレピアホール