日本代表チーム
北田有一(電通) 菊池浩史(葵プロモーション) |
ヤングカンヌクリエイティブ フイルム部門お題:STOP地球温暖化/MTV |
ヤングクリエイティブコンペティションは、28歳以下のクリエイターが対象で、アルゼンチン、フィンランド、ブラジル、ドイツ、イタリア、オーストリア、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、トルコ、アメリカ、スイス、コスタリカ、カナダ、韓国、オランダ、ノルウェー、チェコ、デンマーク、そして日本の20カ国対抗で30秒CMを作るコンペティションです。 フイルム部門の課題は「地球温暖化を止めろ」。 クライアントはMTV(MTV SWITCH という実在するキャンペーン)でした。 制限時間は48時間で、企画から撮影、編集までをおこない完パケのファイルを提出するという条件。 |
菊池:意外と大変だったね、ヤングカンヌ。
北田:うん、もともと大変だとは思ってたけど、予想の何倍も大変だったね。
菊池:世界中の同じ年代のクリエイターの人たちとコンペやってみてさぁ、時間がなかったり、いろいろ制限がある中のコンペだからフイルムの完成度よりもアイデア勝負なわけじゃん。蓋を開けてみると本当にどの国もアイデアレベルは変わんないよね。それがわかったことが一番でかかったかも。
北田:そう、それは日本に戻って来てからも、かなりの自信になったね。
菊池:外人コンプレックスが薄れたよね。みんな同じようなこと考えてるもんね。
北田:でも、若いうちはみんな同じようなことを考えてるのに、どうして「大人のカンヌ」、つまり、カンヌの本レースになると、あんなにも差が付いてしまうんだろう。
菊池:大人になってもアイデアレベルは同じなんじゃない? ただアイデアを実現する力に欠けてるのかも。ディレクターとしてはそういうこともわかってよかったよ。
北田:そうだね、実現力もそうかもしれないけど、面白いものを実現させようっていうハングリー精神みたいなものに、すごく差があると思った。それは広告会社側にいる人間としての反省でもあるんだけど。あるアメリカ人のCDが言っていたけど、彼らは、カンヌ応募用の作品をたくさん作ってるし、そのためにたくさん自主プレをしていると言っていた。制作まで含めてほぼノーギャラなんていうこともあるらしいよ。そろそろ、誌面もなくなってきたし、では最後に、総括を!
菊池:出れるなら来年も出てこの緊張感をまた味わいたい! かなりくやしいし。でも今こういうことを体験できて良かったかもね。
北田:もうコツもつかんだし、次の機会があれば、絶対優勝できそうだね。
頭の毛の薄い男性がいつまでも頭を洗い、 そこに、コピーが入る。 “Use just the amount of water you really need” その後黒バックになってコピーが入る。 “Turn OFF Global Warming” 再び、お風呂場。 その男性は、キレイ好きな、 |
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