1. 目的
CMが社会生活と切り離せない関係になっている今日、より豊かな物や心を提供するために、常にCMの質の向上が不可欠です。
このために、ACCは毎年、ACC CM フェスティバルを開催して、明日を見据えた優れたラジオ、テレビCMを選び、これらを賞揚するとともに、わが国のCM文化史として後世に残すことを目的とします。

2. 参加資格と注意事項
ACC CMフェスティバルは全ての放送CM関係者に開かれています。
出品作品は2002年7月1日から2003年6月30日の間に日本における民間放送において初放送されたものとします。
重複出品にならぬよう関係者で調整してから出品してください。

3. 応募部門
テレビCM部門
全民放テレビ局において放送されたCMを対象とします。この部門ではテレビスッポトCMの部(15秒以内)、テレビCMの部(16秒以上。シリーズを含む)、テレビSmall Budget CMの部(制作費が200万円以下の作品)があります。地域CMであっても、この部門を選択して応募することができます。
ラジオCM部門
全民放ラジオ局において放送されたCMを対象とします。この部門ではラジオスポットCMの部(20秒以内)、ラジオCMの部(21秒以上。シリーズを含む)があります。地域CMであっても、この部門を選択して応募することができます。
地域ラジオCM部門/地域テレビCM部門
ある地域で放送するために企画・制作したもの(在京局で放送されたCMを除く)を対象とします。但し、在京局で放送されたものであっても、東京地区以外の広告主が地域固有の商品または地域サービス等を発信するもの(例:温泉地旅館、青森のリンゴ、秋田の米等)は地域CMといたします。

4. 審査
地域審査会
全国7地区に分かれて8月下旬に地域審査会が行われます。地域審査を通過した作品は全国審査会に送られ、全国ネットと併せて審査されます。
全国審査会
第一次審査・地域二次審査 9月4日(木)5日(金)
最終審査・グランプリ審査・特別賞審査 9月11日(木)12日(金)

5. 審査員
フェスティバル実行委員会で選出された20名の審査員(p5)が、全国審査会(一次審査、地域二次審査、最終審査、グランプリ審査 並びに特別賞)の審査をいたします。
地域CM部門の地域審査会審査員は、各7地域ごとに約12名以上で構成し、ACC賞審査委員会の審査員が、投票権を持つ立会者として出席します。

6.
作品賞
全出品作品は全国ネットと地域を併せて審査の上、下記の通り賞を設定し、テレビ部門(テレビスポットCM、テレビCM、テレビSmall Budget CM)とラジオ部門(ラジオスポットCM、ラジオCM)の各部ごとに贈賞いたします。なお、全参加作品の中から最も優れたテレビCM、ラジオCM各1本が総務大臣賞/ACCグランプリとして選出されます。

■ 総務大臣賞/ACCグランプリ
■ ACCゴールド
■ ACCシルバー
■ ACCブロンズ
■ ACCファイナリスト
■ 地域ファイナリスト(地域部門のみ)


特別賞
特にユニークかつ秀逸な技術・技能を提示した個人に贈られます。録音、ナレーション、編集、企画、演出、コピー、撮影、音楽等。またCMに出演し、特に優れた演技力を発揮した個人ないしグループには主演賞が贈られます。

ジャーナリスト賞
わが国で放送されたCMの中から、最も時代性・社会性を反映し影響力のあった作品を、ジャーナリストの立場から選考・顕彰します。選考対象はACCブロンズ以上の入賞作品とし、ラジオとテレビの各1作品を選出します。
選考委員は朝日新聞・産経新聞・東京新聞・日本経済新聞・毎日新聞・読売新聞・共同通信・時事通信・サンケイスポーツ・スポーツニッポン・スポーツ報知・日刊スポーツ(計12社)の学芸部・文化部・文化社会部の部長が務めます。

7. 作品受付
6月9日以降ACCのホームページ上からネットエントリーを開始します。
参加素材の受付は7月7日(月)〜7月15日(火)10時〜16時

8. 入賞発表
入賞発表は9月22日以降ACCのホームページ(http://www.acc-cm.or.jp/)に掲載し、発表にかえさせていただきます。なお、入賞社については、ACC事務局からそれぞれの申込社に書面でお知らせいたしますので、関係各社には責任を持って必ず連絡してください。

9. 贈賞式・記念パーティ
11月5日(水)午後4時から贈賞式、6時から記念パーティーを東京プリンスホテルで行います。

10. 作品発表会
11月11日(火)東京の有楽町朝日ホールを皮切りに、その後、全国主要都市31地区において遂次上映発表会を開催します。

11. 出品作品について
出品作品は、下記の事項での使用についてあらかじめご承諾下さい。
各地での「ACC入賞作品発表会」ならびにACCが行う国内外での上映。
記録・保存、ならびに調査研究のための資料として、年鑑・ビデオ・CD等への収録・配布。
(ビデオ・CDなどはACC会員社に限定)
CM殿堂、ACC記念行事等での上映・資料としての使用。
その他、放送番組センター、アド・ミュージアム東京等、公共的・公益的に寄与する諸活動での資料としての使用。